バイナリーオプションをしている人なら、『マーチンゲール法』という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
マーチンゲール法とは二者択一のギャンブルでよく使われる手法です。
バイナリーオプションで使うと、分析の必要がなく高い勝率をあげられるので、いまだにマーチンゲール法を用いた必勝法がネットでは紹介されています。
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バイナリーオプションにおけるマーチンゲール法とは
マーチンゲールは18世紀のフランスで考案されたベット戦略で、ペイアウト率が1対1の場合、負けたら金額を倍にして次の取引で勝ったら金額を初期の額に戻すという手法です。

マーチンゲール法の計算方法と必要勝率
マーチンゲール法の計算方法は非常に簡単で、最初の取引額の2倍、4倍、8倍,16倍、32倍…と単純に掛け金を2倍にしていくだけです。
よくネット上の記事では、「マーチンゲール法を使うとすぐに資金が底をついてしまう」と書かれていますが、”掛け金を2倍にしていく”と聞いただけでも、そのことが事実であるのは分かりますね。
以下は、初回エントリー金額1,000円でスタートし、ペイアウト率1.88倍でマーチンゲール法を用いた結果です。
エントリー回数 | エントリー額 | ペイアウト額 | 賭け金の総額 | 勝った際の利益 |
---|---|---|---|---|
初回 | 1,000円 | 1,880円 | 1,000円 | 880円 |
マーチン1回目 | 2,000円 | 3,760円 | 3,000円 | 760円 |
マーチン2回目 | 4,000円 | 7,520円 | 7,000円 | 520円 |
マーチン3回目 | 8,000円 | 15,040円 | 15,000円 | 40円 |
マーチン4回目 | 16,000円 | 30,080円 | 31,000円 | -920円 |
マーチン5回目 | 32,000円 | 60,160円 | 63,000円 | -2,840円 |
マーチン6回目 | 64,000円 | 120,320円 | 127,000円 | -6,680円 |
マーチン7回目 | 128,000円 | 240,640円 | 255,000円 | -14,360円 |
マーチン8回目 | 256,000円 | 481,280円 | 511,000円 | -29,720円 |
マーチン9回目 | 512,000円 | 962,560円 | 1,023,000円 | -60,440円 |
マーチン10回目 | 1,024,000円 | 1,925,120円 | 2,047,000円 | -121,880円 |
“勝率”という観点で考えれば、3回目まで負けても残り1回で勝てればいいので、単純計算すると「1÷4=25%」となり、勝率25%以上であればいいという話になります。
勝率だけ見るとハードルが低そうに思えますが、実際のトレードでは4回連続で負けることなんてよくあることです。
マーチンゲール法を使う場合は、「勝率25%か~」と考えるより「3回しかチャンスがない」と考えたほうがいいです。
そうすると、その3回の間に確実に勝てるポイントを見極められるだけのスキルや知識、チャンスを待てる忍耐強さが必要なことは分かりますね。
なお、バイナリーオプションの勝率を上げる方法については、以下の記事をご参照ください。

バイナリーオプションでマーチンゲールに向いている人

先ほどのマーチンゲール法の説明で何となく分かったと思いますが、マーチンゲール法は簡単に使える手法ではありません。
では、どんな人ならマーチンゲール法を使っても大丈夫なんでしょう。
結論から言うと、マーチンゲール法は”失ってもいい資金がある人の遊戯”と言っていいでしょう。
バイナリーオプションでいえば、バイナリーオプションを一通り経験し、興味本位で検証する余裕がある人ということになります。
つまり、勝率が低く、経済的に余裕がない人が負けを取り戻すために使う手法ではないということです。
マーチンゲールは自動売買にも使われている
自分ではマーチンゲール法を使わないと決めていても、自動売買ツールを利用した場合に「知らないうちにマーチンゲールを使ってた!」なんてことはありえます。
ただし、多くのバイナリーオプション業者で自動売買は禁止されています。
表向きの宣伝文句ではマーチンゲール法のことには全然触れていなくても、実際にはマーチンゲール法でロジックが組まれており、ツールを購入して使ってみてそれが発覚して、トラブルに発展するケースもあるようです。
そもそも、禁止されている自動売買ツールを売っているような詐欺業者ですから、トラブルが起きても泣き寝入りすることがほとんどのようです。
ハイローオーストラリアでマーチンを使うと口座凍結?

ここでは、海外バイナリーオプション業者の中でも特に人気があるハイローオーストラリアでマーチンゲール法を利用することについてお話しします。
結論から言うと、ハイローオーストラリアでマーチンゲール法は使えません。
マーチンゲールはブラックボックスとみなされる
ハイローオーストラリアでは、利用規約等でマーチンゲール法を用いた取引を禁止するとは明記していません。
口座利用条件に記載されている「注文」に関する禁止事項は以下の通りです。
7.3.いかなる理由によっても、(当社がブラックボックス取引、スキャルピングまたはその他の類似の取引手法と認定した場合を含みますが、それらに限りません)任意の注文の拒絶、制限、指示また注文指示を受けた後条件追加を行うことができます。
7.4.当社は、以下の場合に本注文を取り消すか変更することができます。
(c)お客様のアカウント上で「禁止行為」が行われたまたはお客様が「禁止行為」に参加または介入したとの疑念を当社が持った場合。
ただ、「常習的にマーチンゲール法を用いていたところ、口座凍結された」という人は後を絶ちません。
口座契約条件の中で禁止されているブラックボックス取引の中に自動売買取引も含まれますから、その自動売買ツールがマーチンゲール法を用いたものであった可能性は高いです。
Hihglowのシステム上マーチンは使えない
ハイローオーストラリアには取引の上限額があります。
具体的な上限額は次の通りです。
- 1つのオプションにつき500万円まで
- 1エントリーにつき20万円まで
仮に5,000円からエントリーしてマーチンゲール法を使った場合、6回エントリーしたら500万円を超えますから、実質、マーチンゲール法を使い続けることは不可能です。
【結論】マーチンゲール法を続けることは実質不可能

ハイローオーストラリアの例でご理解いただけたかと思いますが、多くのバイナリーオプション業者でマーチンゲール法は”実質的に”禁止されています。
また、多くのバイナリーオプション業者が自動売買ツールの使用を禁止しており、その自動売買ツールにマーチンゲール法が使われていることも多いです。
バイナリーオプション業者はトレーダーが負けることで利益を得ています。
ただ、取引は続けてもらいたいので、取引そのものができなくなるような手法は歓迎しないということなのでしょう。
ちなみに、ハイローオーストラリアで口座凍結される危険性がある取引行為としては、次のようなものがあげられます。
- 自動売買ツールを使用した取引
- スキャルピング
- マーチンゲール
- グループ取引やミラトレ(ミラードレード)
- 諸外国居住地、海外IPからの取引
- 複数デバイスからの同時ログイン取引
- その他、不正取引を疑われる取引

まとめ
バイナリーオプションにおける「マーチンゲール法」について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
取引手法としてもバイナリーオプション業者の利用規約の観点からも、マーチンゲール法はおすすめしません。
もし、「使ってみたい!」と思う場合は、メンタル的にも金銭的にも余裕がある時に「3回まで」と決めて挑みましょう。
まかり間違っても、負けを取り戻すためにマーチンゲール法を絶対にやめてください。

白川です。
最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
日本の先行きが不透明になった今だからこそ、ハイローオーストラリアで自分の資産を少しずつ増やしてみてませんか?
私は将来の貯蓄のため、会社員をしながらハイローオーストラリアで副業しています。
ハイローオーストラリアを始めたのは2018年からなので、後発組で最初は稼げるかどうか不安でした。
しかし、2021年現在、月に10~30万ほどの安定した収入を得ています。
最初は不安もあると思いますが、ハイローオーストラリアは初心者にもわかりやすい投資です。
今後はライン@でのグループコンサルを行う予定ですが、ハイローオーストラリアについて不安のある方は私に直接聞いていただいて構いません。
私のハイローオーストラリアの攻略法『白川術』をお伝えさせていただきます。